学会発表から論文投稿へ
■ まず,学会発表の予稿は学内発表の原稿をベースにすれば簡単に書けます.
□ 中間・卒論発表のレジュメ --> 学会の予稿(A4・2段組で1〜2ページ程度)
□ 卒論 --> 研究会の原稿(A4・2段組でで6〜8ページ程度)
□ 卒論・研究会の原稿 --> 英文化 --> 国際会議の原稿(A4・2段組で4〜6ページ程度)
■ 大体,国内発表×2回+国外発表×1回 で 学術論文1編 が完成します.
論文投稿後も査読者との議論がありますので,そこで負けないように自己の研究を 深く良く考え尽くしておく 必要があります.
よって学会では,研究の完成形を発表するのではなく, 研究を改良していくための機会 として活用します.
■ 学会発表の目的は以下のとおりです.
□ レジュメをやスライドをまとめることで,自己の研究を整理する.
□ 他者から意見を伺うことで,自分が気付かなかった穴を見つけることができる.
□ その穴を潰すことで研究の質を向上できる.--> 査読者からの攻撃を回避する.
□ 自分の研究の宣伝および先行性の確定.
また,学会発表は皆さんにとって一生残る業績となります.
就職活動でもアピールできます.特に英語発表は効果抜群ですので,原稿を面接時に持参してください.
そして話のタイミングを見つけて,英語発表経験をアピールすれば良いのです.
その後,転職する時だって研究業績は役立ちます.
博士課程に進学する場合は,学振や民間奨学金など補助を受ける時にも有利になります.
■ 大学院生活の目標
修士に進学したら,
各年度で 国内発表×2回+国外発表×1回+論文1編(を投稿) を目指しましょう.
(論文は査読を通過せずとも投稿できればOKとします)
これはかなりハードな目標ですが,これだけできれば日本全体でもトップ集団(上位20%)に入ります.(もちろん東大京大を含めてもです)
2年間継続できれば上位5〜10%には入ると思います.
大学院生はこういった業績で評価されますので,毎年コンスタントに継続できれば,博士過程に進学しても職探しで苦労しないはずです.
これは実体験でもあり,周り(先輩・後輩・友人)を見ていても確信できます.
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