発表会レジュメ(配布資料)の作成方法

これから卒論&卒論発表会を意識するため
研究室にある良書 「これからレポート・卒論を書く若者のために」酒井聡樹 書 をじっくり読んでみてください.

---------------------------------------------------------------------------------------------
また,レジュメや論文は独特の章立てになっています.
「はじめに」で始まり,「まとめ」「参考文献」「謝辞」などで締めくくります.
例えば,
2008年度卒研生のレジュメ(中間発表)をご覧下さい.
その他,
鈴木の学会発表用レジュメ2010
鈴木の学会発表用レジュメ2009
2008年度卒研生のレジュメ学会発表用レジュメ1
2008年度卒研生のレジュメ学会発表用レジュメ2
を掲載しておきます.
各章で何をどのように書くのかニュアンスを掴んで下さい.

■ 各章で書くことリスト
「はじめに」
□ 何を研究するのか.
□ どうして研究するのか.
□ どうやって研究するのか.
□ その研究の新規性やオリジナリティは何なのか.

「研究方法」
□ 研究に関する知識を説明・整理する.
□ 読者が研究を再現できるくらいに,必要な情報をまとめる.

「結果・考察」
□ シミュレーション結果を図や表にまとめる.
□ その結果から導ける結論を主観を交えず淡々と述べる.
□ その結論が「はじめに」で述べた研究目的と,どのように関連するのかを考察する.

「まとめ」
□ 何を研究したのかを簡潔に書く.
□ 何が分かったのかを簡潔に書く.
□ 今後の課題があればまとめて書く.

「参考文献」
□ 文献番号を振って,本文でも必ず引用すること.
□ コンマやピリオドなど,書き方にルールがあるので,上記の見本を参考にして書くこと.

(注) 執筆上の注意
★カンマとピリオドには,","と"."を用いること."、"や"。"は使用しない.
★何となくな日本語は絶対不可!実は日本語は難しい.他人が読んでも通じる文章だと確信が持てるまで作文を練ること.
また,提出の前に私がチェック(加筆&修正)を行いますので,必ず発表会の2週間前に原稿を下さい.
鈴木研の年間スケジュールに基づいて,レジュメ執筆を行ってください.
 (私のチェック後に,印刷の期間(1週間程度)を確保をする必要がございます)


---------------------------------------------------------------------------------------------
■ レジュメ作成のプロセス
手順1) スケジュールによれば,本文執筆の前に「研究レジュメ章立て」を打ち合わせる必要があります.
  打ち合わせ原稿の例を示しますので,参考にしてください.
  (しかし,これよりももっと具体的に記述してくれると打ち合せがスムーズです)

手順2)「研究レジュメ章立て」をもとに,原稿本文を執筆する.
  原稿執筆にはTeXを使用して下さい.
  中間発表用TeXスタイルファイルは こちら .(一応,Word用のテンプレートも入れておきました)


---------------------------------------------------------------------------------------------
■ 配布資料の作成ツール
1) TeX
2008年度卒研生のレジュメ(中間発表)などの原稿では,TeXを用いて作成しております.
原稿作成には,まず,TeXを使える環境を整える必要があります.
研究室の書籍「LATEXはじめの一歩」を参照すれば,最低限必要な環境は整います.

またTeXはフリーソフトなので,WEBで検索すれば,
ツールのみならず,「有用な解説サイト」や「編集に便利なエディタ」を見つけるとこが出来るでしょう.
パソコンは環境を整えるほど便利になります.
この労力を惜しんでいるうちは,情報系の学生とは言えないと思います.
(環境を整える重要性を知っているという事も,能力だということです)

必要な環境が整ったら, TeX講習のページ で演習してみましょう.

2) illustrator
レジュメは誌面が少ないので,複数の図を掲載する場合はillustratorで統合すると良いでしょう(鈴木のレジュメ参照).
図の原型はMatlabのplot関数などで作り,それらをEPS形式で出力し,illustratorで統合します.
同時に,x軸y軸の文字などを加えたりして,レイアウト整えましょう.
illustratorでは,高度な機能を使用する必要はありませんので,テキストは不要だと思います.試行錯誤でなんとかなるでしょう.


研究室のHomeに戻る