年間スケジュール(卒論生)
大学3年生までは,先生から教えてもらうという"受身的学習(インプット)"でした.
しかし,卒業後は社会人として"自主的に行動(アウトプット)"することが望まれます.
つまり皆さんは今,大変化の狭間にいるのです.卒業研究は,この意識改革のために用意された貴重な時間なのです.
■ 卒業研究の目的:
・自主的に活動する(能動的学習)ことで,学生体質(受身的学習,指示待ち体質)を排除する.
・毎週のイベント(下記参照)をこなすことで,
(1)問題発見(能力) ⇒ (2)問題解決(能力) ⇒ (3)対外発表(能力) を主体的に行う能力 が身に付くようにプログラムされています.
■ 大学院進学の利点:
・より専門性の高い仕事を経験することで,技術職にとって必須な研究開発能力を身につける.
・後輩を指導することで,指導力・責任力・自主性など,リーダーにとって必要な能力を身につける.
・多くの企業(特に大企業)では,大学院修了生も学部卒業生も区別していません.しかし有名な事実として,圧倒的に大学院修了生が出世しています.
これが何を意味するか分かりますか?極論を言えば,高卒でもトヨタの社員になれるということです.
学部で卒業する場合は,卒研の1年間で(大学院生に負けない)真の能力を身につける意志・覚悟が必要です (これは脅しでなく,エールです!).
さて,年間のスケジュールは下記のようにキチキチです.皆に置いていかれないように,気を引き締めて研究活動に取り組んで下さい.
もちろん以下のみをやれば良いわけではありません.各自の状況を踏まえて"主体的に"プログラミングや勉強を進めてください.
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■ 毎週のイベント
[3月]【研究室配属+研究準備】
w1: 研究室ガイダンス(
配布資料 ),顔合わせ&懇親会
w2: Matlabなどの研究に必要な道具を使ってみる
w3: 過去の卒論・修論などを読み,自分の研究テーマを模索する
w4: 卒業研究スタートに伴う準備を完了する
[4月]【研究テーマ決定+研究始動】
w1: 卒論テーマ決定, TakeOff(日報)メール開始(下記参照)
w2: 勉強&プログラミング
w3: 勉強&プログラミング
w4: 勉強&プログラミング
[5月]【初の研究発表会】
w1: GWで一休み
w2: 勉強&プログラミング
w3: スライド作り
w4: こうがく祭に向けた発表会
[6月]【プログラミング集中月間】
※修士については「学会発表メンバー選考月間」
w1: こうがく祭
w2: プログラミング&勉強
w3: プログラミング&勉強
w4: プログラミング&勉強
[7月]【学期末発表会】
w1: プログラミング&勉強
w2: プログラミング&勉強
w3: スライド作り
w4: 学期末発表会, TakeOff(日報)メールの終了
[8月]【研究レジュメ作成月間】
w1: 学期末発表会の反省
w2: 夏休み(研究進行状況によっては,夏休み返上!)
w3: 夏休み(さすがにお盆は休んで実家で過ごしましょう)
w4: 研究レジュメの章立て決定(夏休みの宿題) & 鈴木と打ち合せ
[9月]【中間発表準備月間】
w1: 中間発表に向けて「研究結果」を増やす
w2: 中間発表に向けて「研究結果」を増やす
w3: 中間発表に向けて「研究結果」を増やす
w4: 発表会(中間発表会の予行),レジュメ執筆&完成
[10月]【中間発表】
w1: 中間発表のスライド修正 (必要に応じてレジュメも)
w2: 発表練習(上手いプレゼンを目指して)
w3: 中間発表会
w4: 研究再開 Gear Up
[11月]【学会発表メンバー選考月間】
w1: 研究に専念
w2: 研究に専念
w3: 研究に専念
w4: 研究に専念
[12月]【研究に専念出来るラストチャンス】
w1: 研究に専念
w2: 研究に専念
w3: 研究に専念
w4: 冬休み(年末年始は休んで実家で過ごしましょう)
[1月]【卒論発表会準備月間】
w1: レジュメの第一案を鈴木に提出(冬休みの宿題)
w2: 修正されたレジュメを元に卒論執筆
w3: スライド作成
w4: 発表会(卒論発表会の予行)
[2月]【卒論提出&卒論発表会】
w1: スライド修正,卒論修正,レジュメ修正
w2: 卒論提出
w3: 卒論発表会
w4: 学会発表組の発表練習
[3月]【学会発表月間】
w1: 学会発表という名の旅行(観光・グルメの旅)
w2: 学会発表という名の旅行(観光・グルメの旅)
w3: 学会発表という名の旅行(観光・グルメの旅)
w4: 学会発表という名の旅行(観光・グルメの旅)
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■ ゼミについて
■ TakeOff(日報)メール
: 研究が軌道に乗るまで,毎日の勉強や作業内容をメーリングリストを通じて報告します.[原則毎日: 4~7月]
鈴木や先輩らは,皆さんの研究がスームズに進むように,メールに対してアドバイスを返信します.
TakeOffメール終了後は,facebookによるラフな研究活動報告に切り替えます.
■ Matlab講習会,TeX講習会
: 研究に必要なプログラミング能力を養う. [週1回: 4~6月]
■ 定例報告会
: 1週間の成果を皆に報告し,次のステップを打ち合せする. [週1回: 年間]
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論文サーベイゼミ
: 関連研究を調査して発表する.卒研生は発表を聴いて勉強してください. [週1回: 年間]
修論や卒論の序論・参考文献をしっかり執筆するために必須.
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定例発表会
: 進捗状況のプレゼンを行う(この週の報告会はナシ). [約2ヶ月毎: 年間]
5月末(こうがく祭準備),7月末(学期末発表),9月末(中間発表準備),1月末(卒論発表会準備)
各回において発表スライドを修正し進化させていく.年度末には優秀なプレゼンができることを目標とする.
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定例個別面談会
: 面談シートを用いて,今後の研究プランを一緒に見直しましょう.[毎月第1週目: 年間]
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