研究内容
確率論 → 集合知 → 機械学習 → FinTech
もともと確率論の観点からギャンブルに興味があり,競馬のオッズって本当に妥当なのか疑い, 学生時代にわざわざデータを集めてオッズと勝率の関係を調べたことがあります. すると見事に強い相関関係が表れ (一見あたりまえに思えますが), これはオッズを導いた大衆は勝ち馬の勝率を事前に予測できていることに相当するため,大変驚きました. これが「集合知」と呼ばれる現象なのですが,民主主義や金融市場の妥当性も同様のメカニズムで説明でき, さらに組合せ最適化問題や機械学習(人工知能)といった工学的分野にも応用できることを知り,強い関心を持ちました. また,囲碁チャンピオンに勝利したあのAlphaGoも複数の人工知能を連携して高度な知能を実現しています. 今後はより明示的に人工知能を集団化させる研究が増えると思います. そこで我々はこの枠組みを「集合知AI」と称し,FinTech (Finance + Technology) としてスマートな自動運用システムの開発を推進しています.
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